今回は中古車は日本に必要なのかを述べていきます。
現在の日本での中古車の需要は大きく年々成長している産業だが、平成20年から減少傾向に進んでいます。これはエコカー減税や不景気による買い替え時期の抑制が大きいと思います。
そもそも中古車は一旦買い取ったものを売って、またそれを別の買い手に売るということを繰り返します。その売買契約が成立するたびに、その卸値(中古車の場合は買い取り価格と整備費)との差額がその車のもたらした利益ということになります。中古車に関してはこういったちょっと変わった見方もできるのです。
また、現在の国の方針としてはエコカーを広めていきたいという希望がありますので、エコカーに力を入れている新車の産業を応援しています。但し、日本の応援の仕方は非常に中途半端で、エコカー減税など行っているが、そもそも現金でのたくわえがなかったり、結果的に安くなる事よりも今安くして欲しい等の声で、思った以上に反響が少ないというのも理由の1つです。
他の国の施策としては、新車のほうが中古車よりも安いという本当に大胆な行動を起こし、新車の普及に努めたということを聞いたことがあります。こうなれば、中古車よりも新車となりますので、まず間違いありません。しかし、中古車業界が間違いなく黙っていないと思いますが。
また、次に今の日本では中古車よりも新車という風になることは少ないということが分かります。今の不景気の影響をもろに受けているといえばそれまでですが、車にお金をかける人が少なくなったように思います。昔は個人事業主の社長や企業の部長クラスの方なども、ある程度よい車(300万~500万程度)に乗っていましたが、今では先行きが不安なこともあり、とりあえず貯金しておかないと不安だから、車は動けばよいということで中古車になったりしています。
今の、日本の状況は、本当に先進国としてまずい状態ではないかと思っています。実際に新品購入→レンタル→中古購入という流れになってくると、産業が衰退してしまっているともいえます。つまり、中古車が車販売の中心になると、国の状態はよくないということです。国の発展のためには新品のものがどんどん売れてそれが市場に出回り、そして中古として出てきてその後壊れるといった動きが必要です。
車に限らず、なかなかものが売れない時代になっており、先行きも決していいとはいえない状態ですが、それを如何に打破していくかが若者の力なのかもしれないと思っています。