中古車について勝手に語る2

今回は中古車について勝手に語るコーナーです。

中古車は今や日本に欠かせない産業になっていますが、新車よりも中古車の方が注目を浴びているのはなぜでしょうか。

いろいろ理由は考えられますが、まず、お金と見栄のバランスだと思います。これはどういうことかというと、まず、中古車を考えるほとんどの方が、いくらまでと購入の上限金額が決まっています。その購入金額の中で決めていくわけですが、ここで、安ければよいというものではないということを理解していただきたいと思います。安さとその車がいかに高そうに見えるかということも重要です。

中古車の魅力の1つは、実際の金額よりも安く同等な車が手に入るという点です。例えば新車価格500万の車が、5年落ちで100万台に落ちるケースもあります。もちろん走行距離によって違いが出ますので、一概には言えませんが。こうなってくると、公道を走っていると、注目を浴びるということもあります。中古で安く購入したということは分かりませんので、良い車乗ってるなと思われます。やっぱり、周りの人に「良い車乗ってるね」と言われるようにしたいという気持ちは強いのではないでしょうか。

他の理由としては、新車を買う理由が見当たらないということもあると思います。確かに新車は自分が初めて乗る車ですので、それだけ愛着も出てくると思います。しかし、今ではそういったことよりもとにかく車が必要だから持っているというのが多いです。大人のおもちゃとしての車が、今では大人の足としての車になってしまっています。そういった面では、ちょっと夢がなくなってきているのかなと思います。まあ、といっても夢を持てるような環境でないと確かに難しいです。

中古車は安さがウリということですが、他にも昔の車に乗れるという点もあります。自分の青春時代に乗っていた車を懐かしい気持ちで再度乗ってみるということもできます。車に関しては、一定期間で廃盤やマイナーチェンジがありますので、昔の車が乗りたければ中古車しかないということもあると思います。

このように様々な理由があって新車より中古車の方が注目される時代になっています。しかし、やはり一番大きいのは不景気により、車にかけるお金を少なくしたいということが一番大きいと思います。今は団塊の世代がちょうど定年退職し、昔の車に乗ってみようかなということで遊びを含めて購入していることもあると思いますが、このままでは本当に安さだけになってしまうかもしれません。そうなると寂しいなと思う筆者です。