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ジャガー    ディムラー

在庫確認・見積もり依頼
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1993(H05)
年式
38.3千Km
走行距離
-
車検
シルバー
外装色
───
内装色
5340 cc
排気量
無し
修復歴
───
リサイクル料金
価格に含まない
 
247
車台番号(下3桁)
───
ミッション
2WD
駆動方式
ガソリン
エンジン
───
過給器
───
輸入形態
現状販売
販売条件
2010/04/20 更新
用語説明 - 基本装備
基本装備
新車
未使用車
ワンオーナー
左ハンドル
ABS
トラクションコントロール
横滑り防止装置
運転席エアバッグ
助手席エアバッグ
サイドエアバッグ
パワーステアリング
パワーウィンドウ
集中ドアロック
パワーシート
シートヒーター
3列シート
フルフラットシート
サンルーフ
エアサス
電動スライドドア
寒冷地仕様
保証書
記録簿
取扱説明書
用語説明 - その他装備
その他装備
キーレスエントリー
スマートキー
ETC
盗難防止
レザーシート
カセット
CD
MD
DVD
カーナビゲーション
テレビ
エアロ
禁煙車
ローダウン
バックカメラ
クリアランスソナー
ヒッチメンバー
電動ウィンチ
スペアタイヤ
 
コメント
92年10月まで製造され、92’~93年にデリバリーされた 名車「ダブルシックス」の
「ファイナル・モデル」。
*「ファイナル・モデル」だけは、一目で分かる。
生産中止から、28年以上が経過した今も、世界中に絶対的信者を持つ、魔性の車、「DD6」
この車の魅力は、一体何なんだろう?
かく言う私も、、、その一人、、
まずは、「ディムラー」と「DD6」の歴史から、紐解いてみよう。
*歴史は分かってる という方は、↓の「当個体の話」から お読みください
イギリスで最も歴史の古い自動車メーカー、これだけでも すごい!
ディムラー社の創業は、1893年、「フレデレリック・リチャード・シムズ」によって
「ディムラー・モーター・シンジケート」として設立された。
当初は、ドイツの「ダイムラー」社の販売代理店(エンジンのみ)としてスタートした。
この為(よく質問されるが)、「ディムラー」は、「ダイムラー」を英語読みしたもので、
元来の社名の意味は双方とも同じ自動車の発明者「ゴットリーフ・ダイムラー」氏に基ずく
だから、「ダイムラー」と呼んだところで、なんの問題も無いが、、
紛らわしいので、区別するため「発音」で分けている。
その後、1896年に、社名を「ディムラー・モーター・カンパニーLTD」に変更、
自社開発の高級自動車販売にも乗り出すと、ダイムラー・エンジンを研究していた お陰で、
さっそく名声を得る。
1900年には、最初の「イギリス王室御料車」に採用される。
因みに、記念すべき最初の日本皇室、御料車もディムラーで、1912年式の6気筒が2台が納品されている。
*二代目・御料車は、1921年の ロールス・ロイス「シルバーゴースト」2台
1904年には、現在にまで引き継がれているディムラーの代名詞 波状のグリル=「フルーテッド・グリル」採用
*これは、ラジエーターの熱を効率よく逃がすために考えられたもの。
1926年には、早くもⅤ型12気筒(7136cc)のエンジンを載せた初代「ダブルシックス」を発表(直6エンジンを2つ くっつけたので、ダブル6)
この車も、イギリス王室車輌にも採用され、高級ブランドの代名詞となる。
*「格」はジャガーより、遥かに上ってこと、、
ロールス・ロイスは、ディムラーの後、御料車に採用されたから、格的には、いい勝負
因みに、1926年時、ジャガー社の創立者・ライオンズは、スワロー・サイドカー・カンパニーでサイドカーを作っていた若干25歳の若者だった。
この初代DD6は、1937年に生産中止、再びDD6の名が復活するのは、、、
1960年にディムラーがジャガーカーズ社に買収された(明らかにベントレーに憧れていた
ライオンズは、同格のディムラーの名を、ここで手に入れたのだ)後、1972年7月まで待つことになる。
1972年:DD6シリーズ1 の登場。
これは、1968年発表のジャガーXJ6のボディに「EタイプのV12」を積んだモデルで
ジャガー社の頂点モデルに君臨していた。
エンジンは、名車:E タイプ・シリーズ3の12気筒を街乗り用にディチェーンしたもの。
このシリーズ1 は、主にアメリカの保安基準に対応すべく、翌1973年にボディ改良が行われた(これがシリーズ2)ため、僅か1年間ほどで姿を消すことになる。
で、知る限り、日本には 1台しか住んでいないはず、、。
そして、
1979年、大掛かりなデザイン変更がなされ最終型ボディデザイン「シリーズ3」となる。
この改良デザインを担当したのが、意外と知られていないが、天下の「ピニンファリーナ」だったりする。
このDD6シリーズ3は、そのエレガントなデザインと シルキーな走りで、世界中で高評価
ボディデザインを変えることなく、細部の改良を繰り返し、
1986年に同デザインのジャガーXJ6が生産中止された後(XJ40になった)も1992年末まで生産され、1993年までデリバリーされた。
各部に細かい改良をし続けた「シリーズ3」であるから、このモデルは、後期モデルになれば
なるほど信頼性が増す。
特に、「乗る」なら、1987年以降の電気系統改良後のモデルが好ましい。
さらに、最終モデルとなる 1991年と1992年の「ABS」アンチロック・ブレーキ・システム付きモデルがベストだ。
「DD6」の86年までモデルは、電気系統のトラブルが頻発したものだから、全体的なイメージが悪くなってしまった。
これは、残念なことだが、、いい、、知ってる人だけで楽しめばよい。

言い切ろう。
「DD6」に乗るなら、91年か92年モデル!
しかも、バッチリ整備された極上個体に限る。


それは、もちろん、永久に歴史に残る「ファイナル・92年製造モデル」に越したことはない
が、、そんな個体は、探して見つかるものではない、、
と、、
ここに 1台 あったわっ!
そう、当社は「ファイナル・DD6・極上個体限定・専門店」
永い歴史を持つ由緒正しいDD6、、この歴史を知って乗るとまた、一味違う、、
車の風格や優雅さってものは、真似のできるものではない。
Eタイプの血を引くV12エンジンの魅力も、乗った方にしか理解できまい。
当社のお客様でも何故かDD6だけは手放せないって方が多い。
さて、当個体の お話
92年製造9月製造、紛れもなき「ファイナル・モデル」
93年登録のディーラー車。
D車では 極めて珍しい「左ハンドル」
当社初入庫個体(全 3オーナー)

走行距離: 「38.288km」!
記録簿付きで最終は、2022年6月: 「37.868km」

この時に、徹底した整備が施されている(↓記録簿写真・参)

大まかでも
・全輪ブレーキキャリパー OH
・全輪ブレーキ・ローター 交換
・全輪ブレーキ・パッド 交換
・全輪キャリパーピストン 交換
・全輪ブレーキ・インナーキット交換
・パーキング・ブレーキ OH
・パーキング・ブレーキ・パット交換
・デフ OH
・フロントハブ OH
・メンバーマウント 交換(4ケ)
などなど
ここから、「420km」走行しただけ。
元々、エンジン本体は、頑丈だから、この整備は、安心材料。
国内には、92年登録や93年登録物「DD6」は多くある、、だが、その大半は90年か91年の売れ残りモデル。
なぜって、あの「バブル経済」が、車屋的に弾けたのは、91年、、
90年と91年のバブル・ピーク時にディーラーも並行輸入・新車屋も、有り金集めて
新車をオーダーしたものだ。そして、92年には完全にバブル崩壊、、大量の新車が売れ残った。
どの輸入ディーラーも、売れ残り在庫を売るのに必死、、新たに新車を空オーダーなどしたくなかった。
そんな中、「DD6」は、当時の親会社「FORD」の意向で生産中止発表
手作りすぎてコストが合わないという理由で、、
92年10月まで、、
当時のジャガー・ディーラーは、登録年を年式として販売していた節がある。
「DD6」製造年の見分け方など、売り手も買い手もが分かっていなかった。
だから、今でもそうだが、例えば、92年登録や93年登録した個体がファイナル・モデルだと思っている方がいる。
そうではない。登録年は関係ないのだ。
「ファイナル・モデル」の見分け方は、簡単。
ドア(どちらかの)を開いたボディ部分に、「プレート」が張られている。
この「プレート」の「コード」で分かるのが
・「外装色」 *当個体の場合「LEH」=「ガンメタリック」
・「内装色」 *当個体の場合「LDY」=「サヴィルグレー」
・「製造年月」 * 当個体の場合「JG」=「J」9月・「G」92年
と、これは、解読表がないと暗記しきれない が、
もうひとつの見分け方は、簡単
それは、電動アジャストミラーのスイッチ形状、
「ファイナル」は、1つ (黒い丸型)
「以前物」は、 2つ (シルバーのスティックが 2つ)
これを見れば、一目瞭然、だまされることはない。
当個体は、当然、一つタイプの本物ファイナル。
外装は、「ガン・メタリック」
やけに あっさりしたネーミング、 もう少し 捻れよっ と突っ込みたくなるネーミング
であるが、これが「正式名称」。
まっ たしかに、まんま「ガンメタ」であるが、、
そのせいか、注文した方は少ない。
しかも、「左ハンドル」、、どっちも 珍しい~
塗装コンディション、◎!
手直しを要す箇所は見つからない。
無論、事故歴無しの超~極上物 じゃなきゃ仕入れてないしっ。
「DD6」人気の秘密は、このボディ・デザインにも 。
前後フェンダーが、絞り込まれて細身になっている。
これが、なんとも上品な風情となり、「貴婦人」といわれる所以。
細くしているのは、実は、ハンドルの切れの悪さを補うためなのだが、
「作る」のは大変、コストは掛かる。
こんなデザインの車は もう作れないということを信者は知っている。
内装は、「サヴィル・グレー」レザー
ロンドンの「サヴィル・ロー」ストリートの「サヴィル」ね。
↓お写真のとおり、◎コンディション。
内装の「革」は、「DD6」のみ、「コノリー」社製だ。
ただし、どこもかしこもロールス級に、、というわけには、販売価格的にいけず
(新車時価格:1235万円じゃぁね)シート上面とセンターコンソール上部とドアとって上部のみ「コノリー」張り、、
言わなければ 分からないけど、、。
頑丈なコノリーは、この程度の走行距離じゃ なんともない。
「ウッド」の使い方は、もはや、クラシックカーの それ。
ジャガー(ディムラー)で助かるのは、パーツの安さ、、
メーカーで、生産中止になったパーツでも、パーツ屋連合が作っている。
ウッド・クラックも極めて少ない。
メーター廻りに、1cmくらいのが3か所くらいか、、
後付けで、ダッシュ上部に大型モニター「ナビ」、、いまどき、いらん から、外すのが
正解っぽいけど、唯一 有益なのは、バックカメラ連動、、後方に死角なし。
おまけに、ルームミラータイプ「ドラレコ」にも「バックカメラ」が、、
この個体、後方視界の鬼。
ディムラー「DD6」、、こいつの魔性に やられてしまうのは、、
悪い話じゃない。
水冷V型12気筒 SOHC 5343cc エンジン。
馬力 :255ps/5000rpm
トルク:39.7kgm/3000rpm
最高速度:223km
このエンジンこそが、名機と謳われたV型12気筒。
このエンジンのルーツは、幻のジャガーレーシングカー「XJ13」の為に開発されたV12を市販車用に
ディチェーンしたもの。
最初は、あのジャガーEタイプの「シリーズ3」に積まれた。
「XJ13」は、502馬力、最高速度280km以上の性能を誇り、ル・マンで優勝するために開発された
怪物マシーン(諸事情で、一度もレースにでることなく終わるが)。
*その諸事情の一つが、当時、「ディムラー」ブランドを買収するために要した経済的理由だったりするから、歴史は面白い。
もちろん、当DD6エンジンの味付けは、レーシングカーのそれとは、大きく異なる。

「Eタイプ・シリーズ3」のエンジンを元に現在風に優雅な街乗り仕様にしている。
決して、ノロい(遅い)車ではないが、この車に乗って、かっ飛ばしたいと思うオーナーも少なかろう。
DD6は、ゆったりと優雅に走らせてこそ、なんぼ、、、
猫足・と評される独特の乗り心地、これは、他メーカーでは比べるべきものがないかもしれない。
「猫足」の秘密は、
ブレーキング時に車体が前方に つんのめらない:フロントの「アンチ・ダイブ・ノーズ・ジオメントリー」
システムと リアのディスク・ブレーキを車体の中心近く(デフの横)におくという「インボード・ブレーキ」にある。
重いディスク・ブレーキ一式を車体の中心によせることで、足回りが軽くなるというわけだ。
所謂「バネ下加重の軽減」、よく考えられたシステムで、、これは金と手間が掛かっている。

今後、こんな凝った「作り」をするモデルが生産されることはあるまい。
正しく保守、管理、整備されたDD6は、素晴らしい。
残念ながら、「正しいDD6」など、稀中の稀だが、、
「正しくないDD6」は、タダでもいらない。


さあ、走り出そう!


入庫した車輛は全て 試乗するわけだが、
毎回「DD6」入庫のたびにワクワクしてしてしまう、、病気
異例なほどに分厚いシートに腰かけ、細身のステアリングを握る、、
英国高級車の お約束、この「細さ」が堪らない
セルを回すと、思った以上に静かな名機V12気筒エンジンが目覚める、
オートチョーク、アイドリングが安定するのに さほどの時間は要さない、、
細身のシフトレバーを ちょいと右に倒して Dレンジに、、
トランスミッションは、屈強なGM400型の3速(ロールスと同じ)、、
アクセルを踏むと、スルスルと まるで電気自動車のように動き始める、、
だが、流石に12気筒、トルク感は十分に伝わってくる、、
さらに アクセルを踏み込みと、、思った以上の加速感
この段階で、こいつは、間違いなく「Eタイプ」の血を継ぐモデルであることに気がつく。
サスペンションは、前後ともダブルウィッシュボーン、、リアには、贅沢にも2本のサス(左右)

こいつが猫足か、、

スピードを上げる、旧車にしては、空力が十分考えられていて、風の音にストレスは感じない。
エンジンの音は忘れてしまう。
室内に溢れる気品、、思わず、背筋を伸ばす、、こいつは人間を「よい人」に変えてしまう。
やはり、魔性の女、、
*「魔性」と呼ばれる所以は: 前述のとおり、前期モデルは、故障が多かった が、それを承知で欲しくなる車



後期モデルとて、真夏の30度越え時には乗らない方が好い。
走り続けていれば問題はないが、真夏大渋滞、12気筒の熱、パーコーレーションを起こす可能性がある。
それを承知でも手に入れたいのが「魔性」
しかも、当たりはずれの多い車で、正しくない整備をしている個体の方が多いとくる、、
「当たり」を引いたオーナーは、天国、「ハズレ」を引いたオーナーは、地獄。
だから、当たりであることが大前提となる。

愛でて良し
乗って良し
漂う気品
「当たり」の1台

これだ、これこそが 正しい「ディムラー・ダブルシックス」!
しかも~
・「ファイナル・モデル」!
・「38.300km」の極上個体!
・「大規模 整備済み」!
・「ガンメタ」の「左ハンドル」!

「本物ファイナルのDD6・ガンメタ・左H」なんて、執筆中、売ってんのは、日本で、この1台だけ!

「一時預かり人」募集中~

ジャガー    ディムラー

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