こないだ、北海道の特集みたいなのをテレビでやっていて
ちょっとビックリするような映像を見ました。
建物(ホテル)もお風呂(しかも、なんと屋外に設置された露天風呂)も、
かなり透度というか純度が高そうな、とても澄んだキレイな氷で作られていて、
そのなかには氷でできたバーというか、カウンターがありました。
なんとお酒をいただくグラスも、カクテルグラス・ウィスキータンブラーなど
すべてが氷で、もちろんソファやカウンターチェアも全て氷でした。
ベッドなんかも全部氷で出来ていて、おきゃくさんからの要望次第で
暖かい寝袋や、分厚いコート(防寒具一式)も貸し出してくれるそうです。
でも一番ビックリしたのは、巨大な雪の壁をくりぬいて作られたガレージでした。
まあ、そのガレージ(車庫)のなかに入っていたのは、
さすがに新車ではなく中古車でしたが、軽などの小さい車ではありません。
長さも高さもあるような、デリカのような大きい車でした。
ちょうど車のサイズ+運転手のかたが乗り降りするのに
最低限必要なスペースが、ほんのわずか確保されているだけで
あとほかの部分は、キレイに削られて高くそびえたっている雪の壁です。
高さも含め、雪の壁の中に本当にスッポリと入っているので、
もし暖気運転なんてしようものなら、熱で雪が解け(緩んで)
一気に壁が崩れ落ちて、とても大変な事態になるんだろうなと思います。
豪雪地帯に住んでいた事があるのでわかりますが、車道に出るさいの安全確認も
左右の窓を雪の壁でさえぎられているので、相当危険だと予想されます。
画面越しに“いくら安上がりのガレージとはいえ、安全さとだけは
引き換えにはしたくないものだなぁ…“と、しみじみ思ってしまいました。