今回は、中古車購入においてやはり意識されることの多いコストパフォーマンスについて考えていきたいと思います。

まず、中古車を買いたいと思っている方の大半はコストパフォーマンスが良い車であることを望んでいます。ここでいうコストパフォーマンスとは思った以上に良く走り、思った以上に車体や維持費が安いなど、とにかく思った以上ということが大切になってきます。

やはり、コストパフォーマンスとなると、全体的に自分が思っている以上に優れているということが大前提となります。その上で、このお客さんはどういったコストパフォーマンスを重視しているかなど把握し、優れている点、そうでない点を説明し、しかし重要視するコストパフォーマンスがこれならば最適だと思いますといったような説明も必要になってくると思います。

そもそも、コストパフォーマンスとは何でしょうか？私がぱっとイメージするのは、燃費が良くてなおかつ走りも思った以上に良い（この場合燃費が良いことは事前に把握しています）、重量税などの税金が安い（車種によって違いがあります、できることなら安いにこしたことはありません）といったことが頭に思い浮かびます。このように燃費が良いことにこしたことはありませんが、それで走りがものすごく悪いと、コストパフォーマンスに優れたとは到底なりません。

他にも室内空間の広さなどもあります。やはり室内が広々としていて、荷物も積みやすいことがコストパフォーマンスの良さにもなります。但し、走りのみを追求するといった場合には、逆に広さを求めないかもしれませんし、その辺りは趣味と用途によって違ってくるかと思います。レジャーが多く、キャンプ等野外に遊びに行くことが多いのであれば、この室内の広さなどはかなり重要ではないかと思います。また、遠出することが多い場合も同じです。遠出することが多いと、やはり室内が狭かったりすると、窮屈に感じくつろげません。その辺りは家族のことも考えると、広々の3列シートなどのほうがよいのではないかと思います。

このように、車に何を求めるか、どういったことに利用するのかによってコストパフォーマンスの良し悪しは変わってきます。どれが良くてどれが悪いのかは用途にマッチしているかどうかによってということです。また、車は消耗品でいずれ買い替えることになります。その時のコストパフォーマンスとして、やはり高く売れる方が望ましいと思います。売るときに高く売れれば、買い替えの車に関しても余裕を持って買い換えることができます。