これは、大々的に報じられてはいるが、一種のキャンペーンのようなものらしいです。
三菱自動車と中古車買取販売のガリバーインターナショナルの発表では三菱自動車の新車電気自動車(EV)を首都圏のガリバーインターナショナル各店舗にて、お客様にPRするというものである。
これは、業務提携の中にもちろん成果報酬なども契約の中にあると思いますので、利害関係の中で成立したものということではありますが、私の読みではこんな活動をしていますよというポーションが大切というものだと思います。つまり、電気自動車は今注目を浴びていて、それを紹介しているということは、それだけでガリバーインターナショナルの宣伝になります。さらに中古車の買取販売のガリバーインターナショナルが行っているということで、勝手に慈善事業のようなイメージができてしまいます。これも付加価値として意味があるものではないかと思います。
そして、ここが重要なのだが、上記のように扱うことに意味があるといいながら、実際に店舗で販売することになるかというと、実際にはあまり興味を持つ人は少ないだろうという読みもあると思います。つまり、売ろうとしている構えをしながら、売れないことを望んでいるということです。
これからの車産業に関しましては、やはり電気自動車が注目を集めている、理由としましては低燃費ということと今後ガソリンがなくなってしまうといったことから、ガゾリン以外の燃料、もしくはガソリン車以外の車の開発がどうしても必要であるためということです。そこに便乗したガリバーの戦略ではないかと思っています。
また、イメージ戦略という意味合いもあります。現代ではエコやリサイクルといった事がブームといったこともあり、そういったことがどんどん注目されています。つまり、そういったことを意識している企業に対して良い印象を持ちやすいということでもあります。
ここまでは少し否定的な感想を述べていましたが、個人的には電気自動車には興味がありますが、なかなか触れる機会がありません。それにわざわざ新車の展示会等に行ってみたいかというと今の興味はそこまでではありません。同じような方も多いのではないでしょうか。つまり、わざわざ見てみたいわけではないが、ついでに見る機会があれば見てみたいということです。
そうなってくると、今回の企画自体は非常に興味深いものということになります。今すぐに考えていなくても電気自動車ってどんなものだろうという興味を満たすものにはなるのではないでしょうか。