今回は中古車購入の失敗した体験談から、中古車の賢い購入方法を学んでいきたいと思います。
「表面の美しさだけでなく隅々までチェックせよ」という教訓があります。展示されている中古車はどれも非常に綺麗に見えます。しかし、そもそも売り物を綺麗に見せないということの方がおかしい、つまり綺麗に見せるようにしているので2割減くらいに中古車を見た方が良いです。そして、車にはいろんな装備がありますので、必ずそれぞれがきちんと動くかどうかをチェックする必要があります。例えばエアコンの利き具合であるとかパワーウインドウやパワーシートなどに不具合はないかなどです。保証がついている場合には購入後にも対応してもらえるケースもありますが、車は消耗品のため保証に入っていない箇所であると購入した時点でアウトです。しっかりと不具合の確認をしましょう。
「安いものにはそれなりの理由があると心得よ」というのもあります。やっぱり中古車の購入を考えている方は安く買いたいという欲望が強い方もいて、安い車を見ると飛びついてしまうということもあります。特に気をつけないといけないのは、相場よりも大幅に安い時です。そういった時には「この車には何かある」という疑惑を持って、目に見えない部分をしっかりと確認していくことが必要です。その上で、納得できる範囲であれば良いんじゃないかと思います。
「1つのお店で決めるものではない、できる限り複数候補を挙げておくように」というのもあります。これは、言ってみれば中古車に相場がないということが大きく影響していることです。一応中古車センター共通の平均相場のようなものはありますが、あまりあてになりません。やはり、1台1台の状態によって値段を決めていくものだからです。だからこそ、複数候補を挙げて比べていかないと、普通がどうなのかが分からないということです。車の状態や車体価格もそうですが、その後詳しく提示される諸経費に関しても中古車センターによって違いがあります。複数候補を挙げてその上で各々から見積りを提示してもらって、同じタイムテーブルに乗せてから比較する方が良いでしょう。
まだまだあるのですが、続きは次回にします。今回の3つのケースを見ただけでも中古車購入は大変そうです。しかし、結局全てにおいて言えていることは、しっかり確認することです。まあいいやという適当な納得ではなく、これで完璧という納得が欲しいです。