失敗から学ぶ中古車購入術3

前回までに2回に渡って失敗から学ぶ中古車購入術の話をしましたが、今回は3回目をします。

「生活スタイルなどもじっくり吟味して選ぶべし!」というのがあります。これは自動車メーカーがいろんな家族構成やニーズに応えられるように自動車を開発しているからです。その他にも年齢や性別なども含めてターゲットを絞り込んでいます。つまり、自分の環境や車に求めるニーズがその車のコンセプトと一致していないと、全くお門違いの中古車を購入してしまうことになってしまいます。

新車であればどういったコンセプトなのかはCMでも分かるくらいはっきりと打ち出しています。しかし、中古車の場合はそういったコンセプトなどはこちらから求めるものを言わないといけません。例えばよく走る車というと、加速がいい車なのか燃費がいい車なのか分かりません。乗り心地がいい車といっても、これは車に乗っている本人の主観ですので、これも伝わりません。実は伝えるのって難しいんです。その中で、一番性格に伝える方法は、まず家族構成と中古車の利用方法、どれくらいの頻度で乗るかということを事実だけ伝えましょう。その上で、ご自身の要望を伝えるようにしましょう。そうすると話のベースはしっかりと出来上がった上で、販売員に要望が伝わりますので、大きくニーズとは違った車を勧められることはありません。

また、自分自身が買いたい中古車を雑誌で見つけて見にいったとします。もちろんその車を見ればいいのですが、店員さんにはここでもまず家族構成と用途、中古車に乗る頻度を事実そのまま伝えるようにしてください。その上でこの中古車が気に入っていると伝えてください。そうするとその中古車があなたのニーズにあっているかどうかを教えてくれます。これが、先にこの中古車が気に入っててと言ってしまうと、販売員によっては「この中古車いいでしょ」とその中古車を売ろうとしてきます。そうなると、あなたのニーズになっているかどうかを聞く機会がなく、とんとん拍子に契約が決まってしまうことがあります。

自分自身のニーズと違うと何かと苦労することになってしまいます。例えば燃費のいい車を買おうとしたのに加速のいい車を買ってしまうと、経済的に厳しくなってしまいます。こういった防げるミスマッチは事前に防ぐようにしましょう。

また、余分な機能については、それがついていることによって高いのであればやめましょう。例えば魅力的だけども必要どうか分からない機能もあったりします。そういったものは無駄だと思えることが大切です。