車には、乗り手の気持ちが移るって本当ですかね?
昔、子供のころよく楽しみに見ていた海外物のテレビドラマで、
人と会話をしてくれる、ココロを持ったクルマが出ている物がありました。
亡くなったひとの魂が移ったとかいう設定だったような気がしますが、
真っ赤なスポーツカーで、すごくかっこよかったんですよね。
今でもそのクルマの声のトーンや、乗り手の声も覚えています。
まあ、ぶっちゃければどちらも日本語の声優さんの声なんでしょうけど。
そんな細かいことはお構いなしです。
そのスポーツカーはものすごく有能で、悪い奴に捕まりそうなときは
特殊な装置をつかって、ぶっ飛ばして走ってくれていました。
今でもきっと、レンタル屋さんに行けば置いているかもしれないですね。
大人になってからは、そんなことスッカリ忘れていたのですが
ひとりの友人の話を聞いていて、急に思い出しました。
ある夜、クルマを走らせているとなんだか眠気が襲ってきたそうです。
残業でもう何週間もまともに眠っていなかったそうなので、当然ですよね。
走行中なのに眠さのあまり、意識を失ってしまいました。
普通はその場合、居眠り運転になるので追突事故になったりしますよね。
なのに、なぜかその時エンストをしたそうなんです。
今までずっとしたことがなかったのに、初めてだそうです。
買ったばかりの中古車です。それもそのたった1度だけ。
クルマが意志を持って、守ってくれたとしか思えなかったそうです。
不思議なことってあるものですね。