今の時期は、遠出をしても雪が積もっていたりしてあまりよく分りませんが、
もう少し暖かくなると、景色も一変して、季節ならではの花や
かわいい動物など、いろんなものが見える様になりますね。
でも、ステキなものが見える反面、あまり見たくないものも目につきます。
まだ雪が積もる前、きっと秋ぐちにでも捨てたのだろうと思われる
空き缶やお菓子の袋などの、分解されないたくさんのゴミ。
灰皿をそのまま逆さにして開けた事が予想される、タバコの吸い殻。
もっと奥にまで足を延ばすと、もっと凄いものが捨てられています。
古そうなタイヤや、ちょっと近づくのが危険そうな車のバッテリー、
そしてなんと、車そのものまでもが無残に乗り捨てられています。
タイヤやバッテリーなんかは、幾らか悪い廃棄業者が捨てている事もあるのでしょうけれど、車はどう見ても個人が乗り捨てたものにしか見えません。
きっと買ったころは新車で、大切にされていたんでしょうに、
どんどん慣れて扱いがあらくなって、中古車になるころにはもうなんの愛着もなく
ただ“邪魔だから”“捨てるのにもお金がかかるし”というような理由で
ポイッと捨てられたんだろうなと思うと、なんだか胸が締め付けられるような気がします。
車はモノ、たましいなんて宿らないんでしょうけれど、
もし車にココロがあったら、きっと泣いて涙も枯れ果てているだろうなと思いました。
せっかく縁あって自分のところに迎えた車、どんな形であれ
出来る限りいつまでも、大切にしてあげたいですね。